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第一プロミスは大宝に!?あの大手の消費者金融との関係は!?

消費者金融を利用する様々な友人たちから相談を受けていると時々、キャッシングを利用して返済している期間の最中、突然知らない業者からキャッシング残高を通知する明細が届いて驚いたという内容があります。

中小の消費者金融業者はほとんどの場合、地元に密着した事業を営んでおり、地域では信頼を重要視して積極的なキャッシングをしている優良企業が少なくありません。だからこそ友人たちもまたこれらの業者を親しく利用しているのです。

このようなことは消費者金融の基礎知識の一部に過ぎません。そこで今更聞けない消費者金融の仕組みを今回は、第一プロミスの事例を挙げて解説してみましょう。

名前が変わっていく消費者金融の隠された事情

確かに驚くことはあってもこれによる実害はありません。またキャッシング残高が増えたりすることはありません。債権が譲渡されたりすることで、債権者が移動することがあるからなのです。でもどうしてこんなことが生じてしまうのでしょうか。

法改正が業者を圧迫することになった

2006年に改正された利息制限法の施行で上限金利が厳しく制限を受けることになりました。これにまた、より以前までは合法であった「みなし利息」や「グレーゾーン金利」などはすべて廃止されることになったのです。

利息制限法による上限金利は次のように定められています。

キャッシング金額 利率の制限
10万円以下 20%以下
100万円以下 18%以下
100万円超 15%以下

最大手の消費者金融業者でも経常利益は対資産1%程度という報告もあります。これは銀行預金金利と対して代わり映えのない数字です。つまり消費者金融業はビジネスとして見た時に決してオイシイ事業ではないということになります。

このようなことから営業利益確保のための様々な工夫が必要になるわけです。利息で十分な利益を確保することができないため、積極的なキャッシングによって利益を確保しなければならないのです。これがキャッシングの薄利多売が主流になった理由でしょう。

キャッシングの薄利多売化の流れはダイレクトに中堅・中小の消費者金融業者を圧迫することになりました。ある業者は廃業を余儀なくされ、また別の業者は法制度に順応するために事業形態、経営形態を変化させることになったのです。

このような流れは金融業界全体に及ぶことになり、業界全体の状況を大きく変化させることになったのです。大手の場合は、銀行などとの業務提携などによる資本政策を工夫し、また銀行グループへの参加に活路を見出したということになります。

「プロミス」を巡る名称の使われ方

かつては消費者金融業者が好んで用いる屋号や商標に大きな意味で志向性があったといえます。特定のキーワードを中心にそれぞれが工夫をした結果、業者間同士で似通ったものを採用してしまうことも頻繁にあったのです。

かつては「プロミス」という言葉は好んで用いられていたものの一つでしたが、2015年現在、金融庁に登録されている貸金業者で「プロミス」という名称を含んでいる登録名を採用している企業は一社だけです。

かつて大阪で有名だった「第一プロミス」もまたプロミスという名称を採用していた業者でした。第一プロミスはタカラという社名を経て、現在株式会社大宝という名称になっており、ローン販売のブランド名は「ファイナンスタカラ」になっています。

対して、テレビコマーシャルで有名なプロミスはかつて大手消費者金融業者の社名でしたが、現在の正式社名は「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」であり、プロミスは同社カードローンのブランド名になっています。
(⇒三井住友カードローンとプロミス、借りるならどっち?

従って、有名大手のプロミスと第一プロミス、大宝とは全く関係がないということになります。

中堅・中小と大手のキャッシング商品はどう違うのか?

ファイナンスタカラの販売しているキャッシング商品は「キャッシングローン」になっています。対して、プロミスの商品カテゴリは「カードローン」です。キャッシングローンとカードローンには明確な違いがあります。

まずはキャッシングローンです。

キャッシングローンとは、お金を借りて分割で返済する方法を意味します。

ですから、キャッシングローンを利用すればその時から利息を生じる借金をしていることになります。

キャッシングローンに利用申し込みをするときには利用金額をまず決めなければなりません。例えば、10万円のキャッシングローンといった具合に申込みをするわけです。すると10万円分の審査を受け、可決されれば10万円が利用者に渡されるのです。

ですから、キャッシング利用をしようと思う毎にキャッシング・ローンに申込みして、審査を受けるということになります。これがもともとの消費者金融の利用方法であったということですから、不便だと考える人も少なからずいたのかもしれません。

それに対して、カードローンでは利用金額ではなく、利用限度額を申込みます。例えば30万円の利用限度額を申込んで審査を受けます。そして審査に可決すれば現金ではなく、限度額30万円を設定したキャッシングカードを渡されるのです。

その後、実際のキャッシング利用の際、このキャッシングカードを利用してATMなどから現金を引き出して利用することになります。つまりカードを取得しただけでは借金をしたことにはなりません。そして利用したい時には審査を受けずにキャッシングできます。

カードローン利用のポイントは、キャッシングカードを入手するタイミングとキャッシングを利用するタイミングとが異なるということです。キャッシングカードを持っていれば、利用限度額内のキャッシングを何度でも直ちに利用することができるのです。

このようにキャッシングローンとカードローンという2つの利用形態がありますが、概ね大手の消費者金融業者ではカードローンでのキャッシング提供が多いようで、逆に中堅・中小の消費者金融業者では今でもキャッシングローンが主流のようです。

第一プロミスは大宝って、どういう経緯なの?

このようなキャッシングローンを提供していた第一プロミスは、地元で営業拠点を確保した消費者金融でした。ネット上の口コミでもユーザ満足度80%という非常に高評価です。柔軟な審査と積極的な審査結果から好評を得ていました。

しかし残念ながら現在、第一プロミスの営業を確認することができません。もちろん貸金業者登録も見つけることができません。この業者名は廃止され現在、株式会社大宝が正式名として登録され、「ファイナンスタカラ」というブランドで営業しています。

株式会社大宝の登録内容を確認してみると次の通りです

登録番号 大阪府知事(3)第12695号
更新日付 2013年1月8日に更新している

ファイナンスタカラとして提供しているキャッシングローンの内容は次のようになっています。

利用限度額 50万円(年収の1/3以下)
借入れ利率 18.0%?20.0%
返済方法 店頭入金・銀行振込又は、現金書留
貸付条件 満20歳?満70歳
必要書類 運転免許証、健康保険証、パスポート、住基カード、外国人登録証など

ファイナンスタカラの特徴は専業主婦でも配偶者貸付に対応しているということでしょう。これが実際に人気の秘密かもしれません。従って、必要書類とされるものには他社と少し異なった内容が含まれているようです。

収入確認書類

  • 源泉徴収票
  • 確定申告書
  • 給料明細(最新の3カ月分)
  • 給料の受取りをしている銀行の通帳

本人確認書類にどのような物が必要か、について大宝は詳しく提示しています。
運転免許証がない人なら

  • 健康保険証+住民票(原本)
  • 外国人登録証+外国人登録済証(原本)

そして専業主婦の場合、つまり配偶者貸付を希望する場合に追加して必要な書類としては…、

  • 配偶者の給料明細+同意

この他にも大宝の特徴的な注意点として次のことが挙げられています。

  • 店頭のみの融資
  • 近畿圏以外は未対応

中堅・中小の消費者金融の審査では、利用申込者との対面審査を非常に重要視しているようです。このことにはメリットとデメリットとがあります。

メリット デメリット
利用者の事情を勘案してもらえる 緊張度が高い
個人信用情報だけではない 店頭に出向く必要がある

大宝は第一プロミスの事業を継承しています。そのためか第一プロミスと同様に柔軟・積極的なキャッシングを実施しているという評判が高いようです。中堅・中小であっても、このように優良な消費者金融業者は数多くあります。

本当に債権移転で問題は生じないと言えるだろうか

債権者移動に際して、利用者が問題になることはまずありません。正規の契約に従って移動する分には法律的に利用者は手厚く保護されているからです。確かにそうなのですが、正規の利用であるにも関わらず、意外な問題を生じることもないとは言えません。

違法業者の暗躍ってこういうこと

そこには正規の貸金業者ではなく、貸金業法に未登録のまま違法な、時として不法な営業を展開するモグリ業者、つまりヤミ金が暗躍しています。仮に債権移転が事実であったとしても、成りすまして返済支払いを迫ってきたりすることがないとは言えないのです。

このような場合、利用者である私達は自衛をする心構えがどうしても必要でしょう。無論、正規の業者が黙って債権移転をすることはないでしょう。しかし、このことで成りすましなどの犯罪行為が抑制できることにはならないのです。

ヤミ金は時として契約無関係で連絡をしてきます。仮令千円でも入金して損害金を増やさないようにしろ、といって入金を強要することもあるようです。これに引っかかると、根拠の無い金銭貸借を認めたことになり後々厄介なことになるケースもあります。

彼らは詐欺行為でも意に介しません。確かにこのような(前述のような)手口は詐欺行為に相当します。しかしそもそもが違法業者のやることですから、彼らの考えることに遵法性を期待することは難しいことでしょう。

一般利用者としては、このような犯罪行為に巻き込まれないように自己防衛を心がけることが建設的だと思われます。

違法業者(ヤミ金)を見破るには

正規の債権移転に乗じた詐欺被害から身を守るためにヤミ金業者を見破るノウハウが必要になります。

ヤミ金は、法律を度外視した金利の設定をしていたり、違法な手数料を請求したり、その手口は様々です。時として良心的な消費者金融業者を装うことすらあり、説明内容を見る限り他社よりも圧倒的に有利に見える場合も少なくありません。

しかし、そのような誘いに乗っても、実際約束通りに融資をしてくれることは稀ですし、審査の結果が不可だとして他業者を紹介したり、利率が暗黙の高利であり、利息が高く完済することが難しい契約になっていることがほとんどなのです。

ヤミ金とは、貸金業法に定められた登録手続きをしていない業者のことです。貸金業法ではサービスを提供するためには各都道府県知事、あるいは内閣総理大臣による登録を受けることが定められており、貸金業法と関連法令に準拠した営業が義務付けられるのです。

これらのヤミ金ではほとんどの場合、金利や限度額などが明示されていないようですが、中には丁寧にこれらの貸付条件らしきものが示されていることもあります。それらの数字は業界標準を度外視した有利さを宣伝しているものも少なくありません。

このような場合、提示内容を信頼したいという気持ちが大変強く作用します。そしてそのような条件が妥当であるような事態を利用希望者が自ら創作してしまうことになります。これはファンタジーに過ぎません。事実は現実と全くかけ離れているのです。

登録情報を検索することで貸金業者が正規の登録事業者かが判断できます。金融庁は公式ホームページで会社名などから登録内容を検索できるようにしており、正規の業者であれば登録内容を確認することができるのです。

ヤミ金融業者であれば当然、金融庁が提供する貸金業者登録情報検索では検索することはできないということになりますので、これで判断することができるはずです。この公式ホームページでは業者の所在地なども表示されますので確認することができるでしょう。

中には正規の登録業者の名前を騙っていたり、登録番号を詐称している場合もあるのですが、登録されているかされていないかは決定的な情報を提供してくれます。

貸金業者からの勧誘を受けたり、契約内容に関する連絡をもらった場合、まずは金融庁の登録貸金業者情報検索機能を利用して正規の貸金業者かを確認することが最も簡単で確実な方法だということになるはずです。

金融庁が提供している検索サイトは「登録貸金業者」でネットを調べれば容易に見つけることができます。

大手の消費者金融プロミスのメリットはどこにある?

このような知識で自己防衛することが基本の対策ということになります。しかし、大手の消費者金融業者であれば、資金調達力もあることですから、利用者の問題以外を原因とする債権移転を心配しなければならないことはまずないでしょう。

プロミスのプロフィール

まず、プロミスの情報を押えておきましょう。プロミスはカードローンのブランド名であって提供している業者はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社ということになります。

プロミスの会社情報とカードローンのスペックは次のようになっています。

正式社名 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
登録番号 関東財務局長(11)第00615号
融資額 500万円まで
借入れ利率 4.5%?17.8%(実質年率)
返済方式 残高スライド元利定額返済方式

プロミスの返済方式はローン商品によく見られる残高スライド元利定額返済方式になっていますが、毎回の返済金額がいくらになるのかを数字で表記する代わりに計算式で示されていることは他にはあまり見られないことです。

残高スライド元利定額方式ですから、最後のキャッシング利用の際の残高が計算式を決定することになります。この時、1000円未満を切り上げて算出することになっています。残高で変化する値は残高に乗じる率です。その率表を提示しましょう。

利用残高 乗じる率
30万円以下 3.61%
100万円以下 2.53%
100万円超 1.99%

例えば、30万円以下の借入れの毎回返済額は利用残高×3.61%で1000円以下を繰り上げて計算しますから、10万円が利用残高であれば、
10万円×3.61%=3,610円になり、返済額は4,000円になります。

無論、最終利用時の残高が10万円のまま最後まで完済するのであれば、毎回4,000円を支払い続ければだいたい33回で完済することになります。しかし、この方式の面白いところは最終利用時の残高を変化させることができることにあります。

利用残高が5万円を下回った時に、少し追加でキャッシングをして最終利用残高を5万円に変えることだってできるわけです。そうすると毎回返済金額はどのように変化するかと言えば、前述の算出式に当てはめて、2,000円が返済支払い金額だとわかります。

このような操作で毎回返済金額を変更することができるのですから、利用が非常にし易いカードローンだということができるでしょう。しかし、言うまでもなく完済までの期間が長くなり、最終的に支払ったことになる総支払利息は膨れ上がります。

プロミスのように利用の便宜を工夫した使いやすいカードローンであっても、少額利用での短期完済が基本であることは同じことなのです。

プロミスの場合、カードローンの使いやすさを構成している要素は他にあります。それは返済に必要な手間とコストの軽減なのです。プロミスATMの利用は当然。それ以外にも銀行ATM、コンビニなどの提携ATM、銀行振込を利用しての返済などが可能です。

ですから日本全国で利用可能だということになります。キャッシング・ローンの利用において返済にかかるコストは決定的です。返済は一定の期間に及ぶことですから、その一回ごとの手間は大きな心理的負担にもなってくることが予想されるからです。

大宝のキャッシングローンとプロミスのカードローンとを比較して表にしてみましょう。

大宝 プロミス
限度額 50万円 500万円
金利 18.0%?20.0% 4.5%?17.8%
契約 店頭必須 ネット契約可
返済方法 銀行振込み・郵便局振込み・店頭入金 プロミスATMやお客様サービスプラザ(店頭窓口)・インターネット返済・口座振替・プロミスステッカーのある全国のATM・ローソン、ミニストップ、ファミリーマートのATM・銀行から振込み

上の表から利用限度額を見比べると中小の大宝が不利であるかに見えますが、これは勘違いなのです。大手プロミスは消費者金融業者ですから、貸金業法による貸付提供の上限は中堅中小と同じです。つまりどちらも、50万円程度が上限だと考えられるのです。

またそれぞれの金利を比較しても、プロミスの方が圧倒的に有利だとは言えません。通常、設定される金利は信用状況に左右されるため、最低金利も最高金利も、ともにそのまま設定されることはありません。殆どの場合、最高金利を少し下回った金利になるはずです。

プロミスのメリットは、圧倒的に多数確保されている返済方法だと言えるでしょう。様々な業界を横断する提携が必要であって、このようなことは中堅・中小では太刀打ちすることができないのです。

地元に密着した事業を前提とする中堅・中小の消費者金融業者と全国対応を前提とした大手の消費者金融とではサービス提供のあり方もまったく違ってくるのです。自分の必要を把握した上で、これらの業者を使い分けることにスマートな利用のコツがありそうです。

【参考ページはこちら】
プロミスの賢い利用法とは

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