中堅の消費者ローンとして全国に多くの店舗を構え貸金事業を展開していたディックですが、現在は新規の貸付を停止しているようですね。
現在、ディックでは新規の貸付の申し込みがあった場合には以前より業務提携していたプロミスを紹介しています。
つまり、以前からディックを利用していた方やディックのファンは同ローンよりお金を新たに借りることができなくっているわけです。
プロミスを紹介するということですが、プロミスがディックの代わりのローンになれるのか不安に思っている方もおられるのではないでしょうか。
そこで今回は両者の特徴などを調べプロミスがディックの代わりのローンとして利用できるかどうかを確認していくことにしましょう。
(⇒プロミスと他社カードローンの比較)
ディックを安心して利用していた会員がプロミスに対して同じように安心感をもてるのかと不安に思っているかもしれませんね。
ここでは両者の運営する事業者の特徴などを明らかにしてプロミスがディックのような安心感があるのかどうかを説明していきましょう。
ディックはさまざまな変遷をたどり、現在は消費者ローンのCFJ合同会社が運営するローン・ブランドとなっています。
そのCFJ合同会社はアメリカの銀行であるシティ・グループの傘下に属しているので、ディックは銀行系消費者ローンといえるでしょう。
ディックはダイエーやアメリカのフォードの金融会社に属していましたが、2000年にシティ・グループの消費者ローンとなっているのです。
つまり、ディックはアメリカを代表する銀行系列の消費者ローンとして、絶大なブランド力を背後に持つことができたといえるでしょう。
消費者ローンに対しては何かと不安に思う消費者が多いようですが、銀行系ローンなら安心して利用できると思う方は少なくないでしょう。
そのため多くの消費者は銀行系ローンであるディックに対しては一定の安心感をもてたのではないでしょうか。
表1:ディックの沿革
時期 | 沿革 |
---|---|
1974年 | ディックファイナンス株式会社がダイエーのグループに入る |
1998年 | フォードの子会社であるアソシエーツ・ファースト・キャピタルに売却される |
2000年 | シティ・グループに売却され、同グループの系列となる |
プロミスは1962年に大阪市で創業した業歴50年以上の業界の老舗といえる消費者ローンです。
プロミスもさまざまな変遷を経ていますが、2012年4月に三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の完全子会社となりました。
そして、同年7月にはプロミスの会社名は「SMBCコンシューマーファイナンス」にかわり、プロミスはサービスブランドにかわりました。
つまり、現在プロミスは三井住友銀行グループ系列の消費者ローンが運営するローン・ブランドになっているわけです。
消費者の身近な存在である金融機関、中でも国内最大手の銀行への信頼感や安心感は消費者ローンのそれよりもはるかに大きいでしょう。
そのためプロミスは三井住友銀行のブランド力を背景に消費者から以前に増した安心感が寄せられているのではないでしょうか。
表2:プロミスの沿革
時期 | 沿革 |
---|---|
1962年 | 大阪市で個人向け融資を目的に創業 |
2004年 | 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)と業務提携・資本提携 |
2012年 | 4月にそのSMFGの完全子会社 |
2012年 | 7月に会社名が「SMBCコンシューマーファイナンス」に改称 |
消費者から安心してもらえないと消費者ローンは利用されることはないでしょう。そのためローンには安心感の存在が欠かせませんね。
その点ではディックは米国を代表するシティ・グループ系列の消費者ローンなのでまったく問題ないでしょう。
日本の消費者のシティ・グループに対する認知度がどれくらいあるかは不明ですが、米国の銀行系であることを知れば安心できますね。
他方、プロミスの場合は国内最大手である三井住友銀行グループの消費者ローンです。
(⇒プロミスと三井住友ローンの違いとメリット)
全国の主要な都市に店舗を構える銀行のグループに属するプロミスもそのブランドによせられる安心感は小さなものではありませんね。
以上のことからプロミスとディックは消費者から同じように安心感が持たれているローンといえるでしょう。
また、プロミスは半世紀にわたる大手消費者ローンとしての実績があるためこの点においても消費者から信頼されていると考えられます。
プロミスがディックと同様の安心感が得られるとしても利用条件が大きく異なれば代わりのローンとしての役割を果たすことはできないでしょう。
そのためここでは両者の利用条件での違いを調べ条件面でプロミスがディックの代わりを務められるかを確認していきましょう。
冒頭で説明している通り、現在ディックは新規貸付の募集をしていないので、利用条件については過去の条件を確認するしかありません。
CFJ合同会社に社名が変更される前のCFJ株式会社(2008年11月まで)時代の主なローンスペックは表3のような内容になっています。
利用対象者は20歳以上で安定した収入のある人となっており、パートやアルバイトの方でも利用可能でした。
融資額は最高300万円となっており、当時の中堅消費者ローンとしては平均的かそれよりやや多い金額だったかもしれませんね。
貸付利率は12.88%~17.88%となっており、中小の消費者ローンの中ではやや低めの設定だったといえるでしょう。
遅延損害金の利率が13.88%~18.88%で設定されており、これは業界の中でも低いほうの設定になっていたのではないでしょうか。
その他の必要書類、返済方式や担保・保証人などでは、他の消費者ローンとほとんど同じといえそうですね。
表3:ディックの利用条件(CFJ株式会社の頃のスペック)
条件項目 | 条件の内容 |
---|---|
利用対象者 | 満20歳以上の安定収入のある人 |
貸付可能額 | 1万円~300万円まで |
貸付利率 | 12.88%~17.88% |
必要書類 | 運転免許証等 (収入証明書が審査結果により必要) |
返済方式 | 元利定額リボルビング方式 |
遅延損害金(年率) | 13.88%~18.88% |
担保・保証人 | 不要 |
プロミスは現在も借入可能な消費者ローンですが、その利用条件は大手ローンとしての魅力が十分にあると思われます。
利用対象者は満20歳以上69歳以下となっており、下限年齢はどのローンも同じですが上限年齢は業界でも高めの設定といえるでしょう。
金融機関や他の貸金業者のローンの上限年齢は65歳くらいまでが多いので、プロミスは高齢者にも利用しやすいローンになっていますね。
対象となる方の雇用形態による差はほとんどなく、安定した収入があればその状況に応じた借入も可能になっています。
融資額は最高500万円まであり、業界でも多いほうの部類に入るでしょう。日常の生計費に関わる用途なら十分に対応できる金額ですね。
貸付利率は4.5%~17.8%で、上限金利は金融機関よりもやや高めですが、貸金業者の中では平均的か低めの設定といえるでしょう。
下限金利に関しては、業界でもトップクラスの低金利なので高額利用者の方などには特にピッタリのローンになっているかもしれませんね。
遅延損害金の利率が20.0%となっており、都市銀行や大手消費者金融などのローンと同等の設定になっています。
必要書類、返済方式や担保・保証人などでは多少の違いはありますが、他の消費者ローンとほとんど同じとみてよいでしょう。
表3:プロミスの利用条件(2015年4月)
条件項目 | 条件の内容 |
---|---|
利用対象者 | 年齢20歳以上69歳以下 安定した収入のある人 主婦や学生でもパート・アルバイトによる安定した収入があれば利用可能 |
貸付可能額 | 500万円まで |
貸付利率 | 4.5%~17.8% |
必要書類 | 運転免許証等 (一定条件に該当する場合収入証明書が必要) |
返済方式 | 残高スライド元利定額方式 |
遅延損害金(年率) | 20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
プロミスと2008年以前のディックのスペックを比較してみると両者の利用条件の違いは次のような点が挙げられるでしょう。
利用対象者については両者ともほとんど同じで幅広い消費者を対象としているといえるでしょう。
そのためディックで利用されていた方のほとんどがプロミスでも利用対象者になる可能性がありますね。
但し、現在は貸金業法が改正され総量規制が導入されており、プロミスはその対象となるので、年収制限などで違いがでるかもしれません。
融資額についてはプロミスが500万円なのでディックの300万円を余裕でカバーできますね。
貸付利率は融資額と異なり単純に比較できませんが、上限金利も近くプロミスとディックには大きな差はないといえそうです。
遅延損害金率はプロミスのほうが高いですが、当時と情勢が異なり、また遅延しなければ問題にならないためそれほど気にならないでしょう。
他の必要書類、返済方式や担保・保証人などに両者の違いはほとんどなく同じでとみてよいですね。
以上のことから両者の利用条件面での大きな違いはなく、プロミスがディックの代わりを務められるローンといえるでしょう。
融資額や貸付利率ではプロミスのほうが有利なので、代替ローン以上のメリットを得られるのではないでしょうか。
消費者ローンを検討するにあたってその利用環境も大切だとよくいわれます。確かに借入・返済できる場所、時間や方法は重要ですね。
ここではプロミスとディックの利用環境の違いを簡単に確認していきましょう。
ディックを運営するCFJ合同会社が貸付事業を停止する以前、ディックの店舗などの施設はとても充実していたといえるでしょう。
ディックの有人店舗は全国に30店舗以上、自動契約機を設置している無人店舗は500店舗以上も配置されていました。
上記の内容は大手並みの規模で中小の消費者ローンでは考えられないほどの利用施設をディックは消費者に提供していたわけです。
また、借入・返済で利用できる提携ATMの数も全国で54000台以上あり、銀行やコンビニなどで気軽に利用できる環境だったでしょう。
一般的に提携ATMの利用手数料は有料となるローンが多い中ディックでは休日や営業時間外でも無料で利用できるところも多かったのです。
ATMを利用して細目に借入れ、そして返済する方にとっては最適な利用環境になっていたのではないでしょうか。
プロミスも業界の荒波に揉まれながら事業が継続されてきた消費者ローンで、その事業規模も現在に至るまでには大きな変遷がありました。
2004年時におけるプロミスの有人店舗は430店、自動契約機を伴う無人店舗が1048店、合計1478店もありました。
しかし、貸金業法の改正、景気の悪化や業界での競争激化を通じてプロミスでも規模を大幅に縮小せざるを得なくなったのです。
その結果、2014年3月ではお客様サービスプラザ(有人店舗)が18店、自動契約機店舗(無人)1110店、合計1128店となっています。
それでもこの合計の店舗数は消費者ローンとしては業界トップクラスであり、会員に便利な利用環境を提供しているといえるでしょう。
同時期のATMは、自社ATMが1147、金融機関などの提携CD・ATMが70367、提携コンビニストアが23153となっています。
プロミスで利用できるATMの合計は93000台以上あることになり、これも業界では最多のレベルにあるとみてよいでしょう。
ATMの利用手数料については、プロミスATM社と三井住友銀行ATMが無料ですが、提携ATMは一部を除き多くは有料となっています。
コンビニATMなどを利用することの多い方は手数料の負担が大きくならないように注意する必要がありそうですね。
プロミスとディックの利用施設(店舗やATMなど)を比較すると次のような特徴が挙げられます。
ディックが貸付業務を停止する前は有人店舗が30以上、無人店舗が500店以上を全国に構えていました。
つまり、契約、申し込みや相談などを行える場所がプロミスのほうが豊富というわけです。
ATMに関しては、ディックの提携ATMが54000台以上、プロミスの利用可能なATMは93000台以上あり、こちらもプロミスが多いですね。
ATMの手数料は、ディックでは無料が多く、プロミスでは自社と三井住友銀行のATMが無料となっていて提携ATMの多くは有料です。
したがって、借入・返済に利用するATMの数はプロミスが優れコスト面ではディックのほうがやや優れていたといえるかもしれません。
以上のことから利用環境の面もプロミスはディックの代わりとして十分に利用価値があるといえるのではないでしょうか。
ここではプロミスとディックの審査時間やサービスなどで各々を代表するような特徴を取り上げます。
融資までの時間に直結する審査スピードやローンの利用に役立つサービスなどでの両社の違いを確認していきましょう。
ディックの特徴は中堅の消費者ローンでありながらスピーディーな融資を実現し無利息サービスを提供していた点が挙げられるでしょう。
2008年以前のディックでもインターネット経由の申し込みに対応しており、仮審査はなんと60秒で回答するという高速審査でした。
その後の本審査や手続が順調に進めば最短30分で振込みを完了できることもあったようです。
もちろん審査量、申込者の状況や手続きの早さなどで時間がかかることもあったようですが、全般的には審査は早かったといえるでしょう。
この迅速審査によるスピード融資でディックを選んだ方も少なくなったのではないでしょうか。
サービス面での特徴は初回利用者限定の30日間無利息サービスがあげられます。
ディックを初めて利用する方が対象となりますが、このサービスを提供するローンは多くなく人気は高かったようです。
特に他のローンで高金利に苦しんでいた方が、この無利息サービスを利用してディックへ借換えるケースも多かったかもしれませんね。
また、女性に対するローン・サービスの提供のため、CFJは以前女性専用のユニマットレディスを運営していました。
つまり、当時のディックとしてではないですが、女性スタッフによる女性顧客のための専門ローンも提供していたわけです。
女性の消費者が気軽に利用できるローンというのも特徴の一ついえるのではないでしょうか。
プロミスにはさまざま特徴があるので何を代表的かと断定するのは困難ですが、WEB完結、迅速融資、無利息サービスが挙げられます。
プロミスの申込方法はインターネット経由、自動契約機、電話、郵送などがあります。
これらの中でもネット経由なら申し込みから契約までの手続をすべてネット上で済ませることができるのです。
忙しい消費者にはピッタリのWEB完結手続ですが、プロミス以外で対応しているローンは多くないので貴重なサービスといえるでしょう。
プロミスは業界で初めて自動与信システムを稼働させ審査時間の大幅な短縮を実現したほど審査が早いと有名ですね。
審査時間は最短30分ほどで完了できることもあり、その後の手続が早く終われば借入れまで1時間かからなこともあるようです。
ただし、プロミスでは申込者が多いことから審査状況によってはもう少し時間がかかり、申込者の信用状態などでも長引くこともあります。
それでもその審査時間は業界でもトップレベルの早さといえるのではないでしょうか。
サービス面の特徴ではプロミスも無利息サービスとレディースキャッシングが挙げられますね。
プロミスの無利息サービスは初回利用者限定の30日間無利息とポイントサービスを利用した無利息があります。
前者はディックと同様のものですが、後者のタイプはプロミス独自のもので他のローンではほとんどみられません。
会員のインターネットサービスで貯めた一定のポイント数を利用して、対応する日数の無利息サービスが得られるのです。
初回の利用だけでなく、その後の会員サービスによるポイントで利用できるので大変お得なサービスといえるでしょう。
レディースキャッシングでは女性スタッフによる電話での申込受付や相談対応が行われています。
男性スタッフには話しにくい相談も女性スタッフなら話しやすい、相談できるということで女性顧客の評判もよいようですね。
表4:審査結果がでるまでの時間(ホームページ上の記載データ)
ローン会社 | 審査回答時間(スペック上) |
---|---|
プロミス | 最短30分~ |
都市銀行 | 最短約30分~:やや多い |
地方銀行 | 最短約30分~:あまり多くない 翌日~翌々日:多い 数日~:やや多い |
大手消費者金融 | 最短30分~ |
中小消費者金融 | 約1時間~:ネット経由の場合多い 約30分~:面談や電話の場合多い |
信販会社 | 最短約30分~:やや多い 数日~:少ない |
両者を代表するさまざまなサービスなどの特徴を比較すると次のような類似性や違いがあります。
ディックもプロミスも審査時間が極めて早いローンといえるでしょう。両者とも審査時間が最短30分ほどで完了できることもありますね。
ディックは既に新規貸付を行っていませんが、ディックの審査時間を求める方はプロミスの審査時間でも満足できるのではないでしょうか。
融資までの時間も審査後の手続次第ですが、両者もと即日融資が可能であるので、プロミスはディックの代わりを果たせることになります。
無利息サービスについては両者ともに初回利用者限定の30日間無利息があり、プロミスにはポイントサービスによるタイプもありますね。
つまり、プロミスのほうが一段上の無利息サービスを提供しているといえるかもしれません。
女性専用キャッシングローンとしての対応を両者ともやっているので、これについての差もないといえそうです。
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