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完全整理!三井住友銀行とプロミスの関係

近年、金融業界の再編が進み、かつての消費者金融がどんどんと銀行と提携しています。

「銀行系カードローン」という言葉を聞くことも増えました。

借りる方としてはいったいどれが銀行系で、どれが消費者金融なのか、それぞれどんな違いがあるのか、いささか分かりにくい、というのが正直なところです。

ここでは、借りやすいと人気のプロミスと三井住友銀行の関係について徹底分析してみましょう。

プロミスという会社名はもはや存在しない?!

結論から言いますと、プロミスはSMBCコンシューマーファイナンスという会社のブランド名ということです。

確かにプロミスという会社名はかつては存在していました。

その母体会社は1962年に設立された関西金融で、1963年に関西プロミスと商号変更してからは、ずっとプロミスという社名で知られていました。

しかし、2012年に大きな変化が訪れます。

プロミスという社名をSMBCコンシューマーファイナンスに変更したのです。

そのきっかけとなったのは、SMFGつまり三井住友フィナンシャルグループによる完全子会社化です。

そして、現在に至るまでSMBCコンシューマーファイナンスの100%株主は三井住友フィナンシャルグループです。

プロミスのホームページを開くとトップページに三井住友銀行グループとあるのはそのためです。

三井住友銀行グループの100%子会社化が意味すること

では、プロミスブランドを所有するSMBCコンシューマーファイナンスが三井住友銀行グループに完全子会社化されたことは何を意味するのでしょうか?

一番大きいメリットは経営面、資金面で非常に安定する という点でしょう。

親会社が三井住友銀行という大手メガバンクであれば、その子会社も信頼できるはず、という期待をもつことができます。

デメリットとしては、もともとの消費者金融プロミス、つまり現在のSMBCコンシューマーファイナンスが独自での経営判断ができない、という点です。

ただ、お金を借りるほうからすれば、さほど大きなデメリットとはならないでしょう。

消費者金融が続々と銀行の子会社化される理由とは?

考えてみますと、近年の金融業界再編で子会社された消費者金融はなにもプロミスだけではありません。

他にもかつて「ほのぼのレイク」として知られた消費者金融のレイクがあります。

現在はやはりレイクはブランド名であり、新生銀行に完全子会社化されています。
(⇒プロミスとレイク、どっちがお得?

消費者金融は資金面で安定、銀行は顧客の裾野を広げられる

こうした銀行と消費者金融の資本提携は双方にとってメリットがあります。

特にここ数年、消費者金融によって大きなダメージになったのは貸金業法改正と過払い請求でした。

貸金業法改正によって総量規制が導入され、消費者金融の融資額は制限されました。

つまり、個人に融資する場合は年収の3分の1までしか融資できないということになったのです。

また、同時に貸金業法によっていわゆるグレーゾーン金利が撤廃されましたので、過払い請求が相次ぎました。

消費者金融も過払い請求に応じないわけにはいかないので、いろいろな方法を使って弁済額を減額しました。

それでも、相次ぐ消費者金融に対するダメージによって、徐々に体力を失っていったのです。

そこに目を付けたのが各種銀行です。

銀行はすでに個人向け無担保融資においてビジネスモデルを作り上げている消費者金融を懐に抱え込むことによって、業務拡大を図れます。

もともと企業向け融資が中心の銀行が消費者金融のノウハウを取り込むことによって、さらに利益を生み出す機会が開かれたのです。

ここに至って、銀行と消費者金融の双方の利害が一致し、消費者金融の銀行による子会社化がどんどん進んでいきました。

プロミス、つまり現在のSMBCコンシューマーファイナンスと三井住友銀行もその一つの例といえるのです。

プロミスと三井住友銀行、借りるならどっちがお得?

さて、完全子会社化された、と聞くとまるで2つの会社が一体化したように思いますが、決してそういうわけではありません。

あくまでも2つの独立した会社です。

そして、プロミスはひとつのブランドで、三井住友銀行も別途カードローンを実施しています。

では、どちらから借りたほうが消費者としてはメリットが大きいのでしょうか?

プロミスは金利は高めだが、借りやすい

プロミスの金利は4.5~17.8%で、借入限度額は500万円です。

これは借入条件としては三井住友銀行より不利と言えます。

つまり、金利は割高で、借入限度額は少ないのです。

しかも、初回の借入であれば、たいていは借り入れることができる限度額は50万円以下、金利は最高金利の17.8%が適用されます。

さらに、プロミスは三井住友銀行グループといっても銀行カードローンではありませんから、やはり総量規制が適用されます。

借入額は総量規制の制限も受けて、年収の3分の1にとどまります。

こうやってみると、プロミスは三井住友銀行より不利と思うかもしれませんが、メリットがあります。

それは審査が通りやすい、ということです。

プロミスは他の消費者金融と比較しても借りやすいことで知られています。

過去に金融事故を起こした人なども諦めかけていたが、プロミスで借りれた、という話をよく聞きます。

三井住友銀行カードローンは審査は通りづらいが、条件は有利

これに対して、三井住友銀行は銀行カードローンですから、審査はそれなりに通りづらいのは当然です。

しかし、一旦通ったら、条件はプロミスに比べて完全に有利、と言わざるを得ません。

つまり金利は年率4.0~14.5%、最高借入額は800万円です。

よって、自分の属性が三井住友銀行の審査に耐えうる、と思われるなら、やはり銀行からの借入を選ぶべきでしょう。

プロミスが三井住友銀行グループであることを活用しよう

もし、自分の属性ゆえにプロミスから借りられないとしても落ち込まないでください。

やはりプロミスが三井住友銀行グループゆえにメリットを最大限に活かすことができます。(こちらもご参考に→三井住友カードの利用者はプロミスでは借りられない?

プロミスなら三井住友銀行ATMの利用手数料が無料

もしコンビニATMや提携銀行のATMであれば手数料が一万円以下であれば110円、一万円超であれば220円手続きのたびにかかります。

しかし、プロミスとの契約を結べば、三井住友銀行から出金、入金するときの手数料がかかりません。

「たかが110円」と思われるかもしれませんが、10回手続きをすれば、1080円ものお金が消えていきます。

手数料を節約できるのも、プロミスが三井住友銀行グループの小会社ゆえにメリットといえるでしょう。

このメリットを十分に活かして、プロミスで快適なキャッシングライフを満喫しましょう。

【参考ページはこちら】
プロミスの賢い利用法を教えて!

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