近年、プロミスの融資審査では隠れ基準として『利用実績』なるものが非常に重要だとにわかに話題となっています。
そもそも融資審査の基準に関しては一般的には公表されておらず、今でも「絶対にこの通りだ!」と言われる完璧な基準公開には至っておりません。
しかし、インターネットで情報交換が出来るようになってからは、そうした本来分からない事…融資で言えばその審査基準に関しても、徐々に形になってきたと言えます。
信頼によって得られる利用実績というのは、一体どのようなもので、そしてプロミス審査にどのように関わっているのでしょうか?
プロミスからお金を借入れたいのなら、当然審査に通らないと行けません。これはどの金融業者を使う場合でも同じ事ですね。
プロミスでは迅速な融資を実現する為に、審査基準を設けた上でスコアリング方式にて確認をしています。
このスコアリングというのは多くの消費者金融が採用している通り、非常に優秀かつ効率的です。
まず最初に、以下の審査基準を見ています。
そしてそれらの要素を点数付けした上で総合的なスコアを算出、その結果がどれくらい優秀かで大まかに審査を行うのです。
スコアの特典方式に関しては、以下のような例となります。
簡単に言えば『融資の返済に関わる部分が良ければ得点が高く、逆ならば低くなる』という感じです。
このデータに関しては過去の申込者などから算出したものであり、今注目されているビッグデータ活用の一つと言えましょう。
プロミスの融資審査はスコアリングという効率的な方法を採用しており、それと同時に明確な基準があるという事もはっきりしました。
しかし、ここで問題なのは『どんな審査をしているか分かっても、細かい配点や重視しているポイントははっきりとは分からない』という事です。
つまりこれが何を意味しているのかというと、以下のようになります。
はっきりと答える事ができなくて申し訳ありませんが、これが融資審査における事実なのです。
となると、ネット上の情報は全て嘘だったり当てずっぽうなのかと言えば、どれもそうだと決まったわけではありません。
例えば同じ会社のAさんとBさんが同時に融資審査を受けて、Aさんだけが通過したとして、AさんとBさんの違いを聞きます。
するとやはり収入や勤続年数と言った点が異なっており、この違いが審査通過の明暗を分けた…つまりその審査で重要となった事だと分かるのです。
私たちが今日利用しているネット上の融資に関するデータというのは、過去からの積み重ねによって出来上がっているのです。
そしてそんなデータが生み出した一つの融資審査要素が、冒頭でもご紹介しました『利用実績』です。
実際はこの基準以外にも様々な審査に大事な要素が隠されている可能性が高いのですが、今回はこの比較的見えにくい基準について説明していきます。
先ほども申しましたように、融資の審査基準というのは秘匿されており、プロミスに尋ねても教えてくれる事はまずありません。
ですが、ネット上の様々な情報と実績から分かったのが、「融資を受けるのなら利用実績が大事である」という事実です。
この利用実績は何なのかと言うと、信用実績とも呼ばれる『実際に融資を使って信用されるような立ち回りをしたか』という事になります。
利用実績という単語だけですでに内容の見当はつくかもしれませんが、多少詳しく例を見ていきましょう。
プロミスでの融資方法はカードローンがメインとなっており、カードローンというのは無理して使う必要はなく、欲しい時のみで構いません。
しかし、一切使わない人というのはプロミスにとっては利益にならないという事もあって、やはり適度には使ってもらいたいのです。
頻繁に使う必要はなくとも定期的に利用してくれる方が評価は高くなりますし、何より返済実績が積めないのが問題です。
プロミスを使ってくれる人でも、返済が出来ない人や遅れる人に使われると、逆に損害が発生して経営も立ちいかなくなります。
なので、利用するにしても遅れずに返してくれる人が初めてプロミスから評価されて、審査にも良い影響があります。
さらに言えば、その返済も毎月リボ払いで必要最小限返す人よりも、毎月それなりの金額を無理なく返す人や任意返済を行う人の方が評価されます。
カードローンというのはカードを使って借入れるだけでなく、カードを使って自分が返したい時に返す事もできます。
毎月の必要な返済の他に、任意で返せるという事は、余裕があり返済計画もしっかりしている人と評価されるのは当然ですね。
この利用実績はプロミスからの信頼を得るのに最適であり、積んでおけばおくほど融資審査で有利になるのはご理解いただけたかと思います。
では、この利用実績が一番大事になるタイミングというのは、いつなのかはご存知でしょうか?融資は融資でも、より良い条件で借入れる為です。
融資の利用実績が一番大事になる瞬間というのは、カードローン等の増額申請を行うときです。
増額というのは『カードローンなど、設定された限度額内で自由に出し入れが出来る融資使える上限額を増やす』というものです。
プロミスでは以下の二つの借入方法が増額可能となっています。
サービス名 | 最大限度額 |
---|---|
フリーキャッシング | 500万円 |
自営者カードローン | 300万円 |
フリーキャッシングは事業費以外に使えるカードローン、自営者カードローンは事業費にも使えるカードローンとなっています。
(⇒プロミスの自営者カードローンは即日融資できる?)
フリーキャッシングで言えば最大で500万円も借りられるのですが、プロミスに始めて申し込むという人は、そこまで借りられる事はまずありません。
もちろん例外はありますが、基本的には最初は最大限度額よりも低めに設定され、使っていくうちに増額を希望して増やす事になります。
この『使っていくうちに』という部分が大切で、この部分こそまさに今回の主題である利用実績が該当しています。
たくさんのお金を借りるというのは、それだけプロミス側にも負担がかかりますので、やはり「実際にお金を貸して返してもらってから」と考えるものです。
ゆえに最大額である500万円を借りたいのなら、実際にお金を借りても返していける…つまり返しているという実績が求められるというわけですね。
プロミスで大金を借りるならプロミスの実績が一番大事ではありますが、その他の実績も無関係とは言えません。
融資の利用実績は常に記録される事になりますが、そもそもそうした記録はどこでされているのか…気になりませんか?
もちろんプロミスはプロミスで自社向けの独自の情報を保管しているとされますが、融資に関する情報専門で保管される場所があります。
そうした情報の保管機関が、『信用情報機関』と呼ばれる所です。知っている人は知っていますが、知らない人も多い比較的謎が多い会社です。
まず、この信用情報機関には複数存在しており、『銀行系』『消費者金融系』『信販会社系』の三つに分かれています。
上から順番に銀行系、消費者金融系、信販会社系となっています。プロミスはJICCの情報となりますね。
ただし、プロミスは三井住友銀行の保証会社をしていますので、銀行系のカードローンでも間に消費者金融が挟まっていると、銀行と消費者金融の双方の情報を見られる事になります。
保証会社の説明については下記となります。
プロミスの場合は上記のように、三井住友銀行と深い関わりがありますので、双方の情報交換はあって当然ですね。
実際、三井住友銀行のカードローンの審査をプロミスが担当するので『銀行からは無理だけどプロミスからなら借りられる』という場合、プロミスを推奨してくる事があります。
消費者金融は消費者金融の情報を、銀行は銀行の情報しか見ない…というわけではありません。
油断しているとありとあらゆる金融業者からの借入に影響しますので、自分の融資履歴には注意すべきでしょう。
プロミスなどの消費者金融はこうした信用情報機関の実績を参考としていますが、実績以外でもきちんとチェックしています。
信用情報機関に保管されているのは、返済実績などのプラス情報だけではありません。マイナス情報も残っているのです。
この信用情報機関に残されたマイナス情報をブラックリストとも呼び、もしもこの情報が残っていれば私たちの融資審査に重大な影響を及ぼします。
ブラックリストというのは、概ね以下の状態を指しています。
実は、返済の延滞でも絶対にブラックリストになるわけではなく、程度にもよりますが軽度の延滞なら事故情報にはなりません。
例えば以下のような場合、ブラックリストと呼ばれるような状態にまではならない事があります。
プロミスもうっかりミスや家庭のやむを得ない事情で遅れる事はあるというのは、きちんとリスク管理として想定しています。
なので大切なのは、遅れる場合でも返済の意思がある事を示す事なので、それだけは忘れないで下さいね。
そして債権整理というのは『どうしても借金の返済が行えないので減額若しくは帳消しにする為の手続き』です。主に弁護士に依頼する事で進められます。
この債権整理にも種類がありますが、どれも実行後は確実にブラックリストとなり、自己破産ともなると大変です。
自己破産をすると全ての借金が無くなる代わりに、財産の没収に加えてブラックリスト…それも重度の事故者として登録されます。
自己破産にてブラックになると、10年はその後融資を受ける事が難しいので、この情報がある間は審査を受けてもほぼ無駄です。
例えばプロミス利用中に自己破産してしまった場合、この情報というのは他の金融業者も知る事ができるので、ほぼ全ての金融業者から借入ができません。
これはかなり不便な事実に感じるかもしれませんが、信用情報機関に保管されるのは、ブラックの情報だけではないのはもうご存知ですよね?
プロミスで一番重視されるのは自社での利用実績ですが、融資の基本は借りて返済する事であり、それは他社利用であっても変わりません。
従って、プロミス利用前からでも他社借入の利用実績があれば、それがプロミスにも伝わり審査で有利になる事があります。
例えば消費者金融大手としてはアコムやアイフルなど多数存在しており、プロミス利用前にそれらの金融業者で融資を使ったとしましょう。
同じ消費者金融同士という事で信用情報はJICCに保管され、その後にプロミスに申し込めば、必ずプロミスの目に留まります。
それを見て「○○で返済が出来ていたのなら、これから貸し付ける融資もきちんと返してくれそう」と想像するのは当然ですよね?
なので初めて借入れた先では30万の限度額だったのが、プロミスではその実績を評価されて、最初から50万円で借りる事が出来る…そうした可能性があるのです。
ただし、消費者金融同士の利用の場合は、総量規制に注意する必要があります。
総量規制とは消費者金融からの借入を最大でも年収の三分の一までとする決まりであり、これは消費者金融同士で共有しています。
もしも今後使わないというのなら、消費者金融のカードローンはきっちりと解約しておきましょう。
そうする事で新たな借入先に申し込む時、総量規制が邪魔をせずに済みます。
時折「せっかく作ったからわざわざ解約するのは勿体ない…」と無駄にカードを持ち続ける人が居て、それで損をする事があるのです。
他の金融業者利用がプロミス審査に影響を与えるように、その逆のケースというのももちろんあり得ます。
例えばプロミスのカードローンを利用していて、総量規制に引っかかるのが嫌だからと別途銀行カードローンを作る場合、当然ながら影響はします。
先ほども書いたように『消費者金融と銀行は情報を共有している事が多い』為に、プロミスの利用状況によっては銀行にまで影響するのです。
また、多くの人が誤解しているのですが、特定の高額商品購入の際に組むローンというのも、融資としてカウントされます。
分割ローンの担当は信販会社である事が多いですが、信販会社も貸金業法という消費者金融と同じルールで動いているので、無関係ではありません。
カードローン以外で融資に該当するものとして以下の例を挙げておきます。
この中でも特に意外なのが『携帯電話の月賦料金』であり、毎月の使用料金に含まれているので、そちらを延滞するとローンの延滞にも直結します。
なので「何故か携帯電話の契約が出来ない…」という人が居る場合、プロミスで延滞してしまったが故に月賦契約が不可能で、携帯電話自体持てない事があるのです。
その場合は本体を一括購入する事で契約できますが、携帯電話は一括で本体を買うとなると10万円近くかかる事もありますので、簡単な事ではありません。
このように、プロミスでの信頼実績は私たちの実生活に対して、想像以上に影響を及ぼす事を理解しておくべきです。
では今回の記事のまとめに入りましょう。
プロミスでは審査基準が公開されない上に、利用実績というのも数値化する事が難しいので、信用を得る為の実績について考えても無駄に思えるかもしれません。
しかし、唯一はっきりしている事として、利用実績は使う人ほど信頼されているので、問題なく返済していける人は気にせずとも積み重ねが出来る事です。
当たり前の事ではありますが、『何をすればプロミスや他の金融業者の信頼になるのか』というのが分かっているだけでも全然違いますね。
信頼が実績として審査に影響する、そしてその実績は融資を使う事で貯まっていくと考えると、以下のような方針が出来上がると思います。
融資を使えばより大きな融資を受けられるようになる…そのステップアップに繋がるのが信頼実績と考えれば良いのです。
では最後に、この見えにくいものの確実な積み重ねが出来る信用実績が、特に役立つ局面についていくつか例を挙げていきます。
プロミスで利用実績を活かすのなら、やはり最高限度額のカードローンを所持したい場合でしょう。
フリーキャッシングの場合は最大で500万円借りられるだけでなく、4.5%もの低金利で借りる事ができます。
カードローンは限度額が高いほど金利も下がってくる事もあり、プロミスで実績を重ねていると、よりプロミスの融資が使いやすくなるというわけですね。
そして車や住宅というのは、ほとんどの人がローンを組む事になりますが、金額が金額だけあって、審査は慎重で通りにくいです。
しかし、前もって融資の実績を上げておけば、一切融資を使った事がない人よりもかなり有利になります。
こうした融資に備えて計画的にカードローンを利用、そして返済しているという人も実際存在しています。
「融資を使うと利息の分だけ損する以外何もない」と言う人もいますが、住宅ローンなどが必要な時に組めないと、人生設計にも影響します。
そういう意味では、プロミスなどの利用は決して無駄にはならないというのを理解し、借入に対して前向きに、そして時には積極的に使っていく方針でも良いのです。
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