プロミス並の金融会社を探すならゼニ活 > プロミスの評判、本当のところを知りたい!口コミ徹底調査集 > プロミスって銀行系?他のローン事業者と異なる特徴を徹底解説

プロミスって銀行系?他のローン事業者と異なる特徴を徹底解説

プロミスは銀行系カードローンといわれていますが、消費者には正確な意味がよくわからないですね。銀行が運営するローンなのか、銀行系列のローンなのか、といった想像はできますが、銀行ローンや消費者ローンとどう違うのでしょうか。

プロミスは正確には消費者ローンのブランドで銀行グループの会社である消費者金融の商品ということになりますが、消費者にとっては何が違うか、どんな長所や短所があるかが気になりますね。

そこで今回は銀行系カードローンであるプロミスが他のローン事業者とどう違うのかを解説します。プロミスが銀行系ローンとして他の消費者ローンや銀行ローンとどう違うのか、どのような魅力や欠点があるのか、などを紹介していきましょう。

プロミスって銀行系といわれるけど銀行が運営しているの?

ここでは「銀行系」とは何なのか、プロミスがどういうローンなのかをまず説明することにします。銀行系が意味する内容や、プロミスを運営する事業者がどの企業で、銀行なのか、貸金業者なのか、を確認していきましょう。

プロミスは銀行グループの消費者金融のローンです!

プロミスはテレビCMなどを通じて消費者での認知度が高い大手消費者金融として長年個人向の貸金事業を行ってきましたが、2012年4月に株式会社三井住友フィナンシャルグループの100%出資による子会社となりました。

また、同年の7月に会社名がプロミスからSMBCコンシューマーファイナンスに商号が変更されることになり、「プロミス」は同社のサービスブランドとして使用されるようになったのです。

そのため現在では会社名はSMBCコンシューマーファイナンスで、カードローン商品としては「プロミス」の名称が使用されているわけですが、同社はプロミスから名称が変更されただけであって消費者金融であり銀行ではありませんね。

三井住友フィナンシャルグループは三井住友銀行、三井住友カード、セディナやSMBC日興証券などが含む銀行グループの会社ですが、SMBCコンシューマーファイナンスはそのグループの一員で銀行業務を行っている会社ではないのです。
(⇒三井住友銀行とプロミスの関係

三井住友フィナンシャルグループの事業の中核は三井住友銀行とみられており、同グループは銀行グループと呼ばれています。そうしたグループに属していることもありプロミスは「銀行系カードローン」というように呼ばれることがあるようですね。

銀行カードローンと銀行系カードローンは同じなの?

プロミスが銀行グループの消費者金融のカードローンであり、そのことで「銀行系」といわれることがありますが、実はこの銀行系の定義は曖昧で2つの意味で使用されることがあります。

一つは今まで確認してきたように銀行のローンでない、つまり銀行が直接運営するローンではなく銀行系列の貸金業者が運営するローンを指す場合に「銀行系ローン」というケースですね。つまり、プロミスはこれにあたるわけです。

もう一つは銀行が直接運営する、つまり銀行が商品化して運営しているローンを指す場合です。例えば、三井住友銀行のカードローンなどがこれにあたりますね。

つまり、前者は貸金業者で後者は銀行のローンということになり適用される主な法律も貸金業法と銀行法というように分かれ、関わってくる規制も異なることがあるのです。そのため利用者も両者の違いによって影響を受けることもあるでしょう。

どちらが正しいか間違っているかは不明であり議論しても意味のないことですが、上記のような二つの意味で使用されることがあるのでどちらの意味で使っているかを注意しておいたほうがよいかもしれませんね。

SMBCコンシューマーファイナンスの特徴

プロミスを運営するSMBCコンシューマーファイナンスは個人向けの貸金事業だけでなく、プロミス時代に培ってきた個人向融資のノウハウを活かした保証業務や債権管理業務を行っているのです。

同社の貸金事業はプロミスだけでなく子会社となったSMBCモビットも含まれており、両ブランドを含む貸金業での年間の新規契約者数(連結データ)は184千人にも及び大手消費者金融では2番目に高い契約者数となっています。

また、同社の保証事業ではプロミス時代から蓄積してきた与信審査や債権管理などの経験やノウハウを活用して銀行などの金融機関のローン商品に対しての保証が行われています。

具体的には、銀行や信用金庫のカードローンなどのローン商品を開発しローンの運営や審査などを支援したり担当したりしており、そのローンの債務の保証も行っているのです。ケースによっては実質的に同社が主体で運営しているローンもあるかもしれませんね。

このようにプロミスやSMBCモビットはSMBCグループに所属しており、金融機関の個人向ローンにも大きく関わり事業を拡大させさらなる成長を目指しているようです。
(⇒SMBCモビットとプロミスは何が違う?

表1:SMBCコンシューマーファイナンスの保証提携先(2014年4月)

保証提携先 提携数(合計188社)
銀行 65社
信用金庫 83社
信用組合 36社
その他 4社

プロミスと銀行カードローンの違いとは

ここからはプロミスと他社のカードローンとの違いからプロミスにどんな特徴があるのかを具体的に確認していきます。まずは銀行が運営するカードローンとの違いを見ていきましょう。

プロミスは貸金業法が適用される消費者金融によって運営されるカードローンですが、銀行カードローンは銀行法が適用される銀行によって運営されるカードローンです。根拠法が異なることによってカードローンの運営にも差異が現われることがあります。

その最も顕著な差異は総量規制を受けるか否かの点といえるのではないでしょうか。総量規制は2006年の貸金業法の改正により導入された多重債務者問題の解決を図るための規制で、貸金業者は利用者の年収に基づく融資制限を受けることになりました。

具体的には、貸金業者は利用者の総借入残高がその年収の3分の1を超えてしまう融資ができなくなる、つまり、プロミスなどの消費者金融は利用者に対してその年収の3分の1までしか貸せなくなったわけですね。

その結果、利用者は年収制限を受けて借入額を押さえられるというメリットは得られますが、どうしても必要な資金を「年収の3分の1」という制限により確保できなくなるというデメリットに直面することになるかもしれないのです。

一方、銀行は貸金事業を行っていても貸金業法の貸金業者にはあたらないため総量規制の対象外の存在としてその規制を受けることはないのです。つまり、銀行は利用者の借入残高が年収の3分の1を既に超えていたとして独自の判断で融資できるというわけです。

その結果、利用者は借入残高がかなり多い状態でも年収制限を気にすることなく柔軟に資金を確保できるというメリットを得られます。しかし、その反面借入れが増大しやすくなり返済困難な状況に陥りすいというデメリットに直面することになるかもしれませんね。

プロミスなどの消費者金融のローンは総量規制の適用を受けるため対象外である銀行ローンよりも不利といわれることもありますが、利用者にとってはメリットもデメリットもあるのでその点を理解して検討する必要があるのではないでしょうか。

表2:総量規制に対する消費者のメリット・デメリット

ローン事業者 メリット デメリット
プロミス(総量規制の対象) ・借入残高が年収の3分の1を超えることはなく、過度な借金を回避できる ・年収制限により必要な資金を確保できなくなる
・実質的に利用限度額が年収の3分の1よりもかなり少なくなりやすい
銀行(総量規制の対象外) ・年収にかかわらず必要な資金を確保しやすくなる ・借入れが増大しやすくなる
・金融機関での多重債務が増大しやすくなる
・審査が消費者金融より難しく借入れが容易とはいえない

プロミスが銀行カードローンより優れた点とは

ここではプロミスのカードローンとしての商品内容やサービスが銀行カードローンとどう違うのかをみていきます。まずはその銀行ローンより優れた点を紹介することにしましょう。

銀行ローンより借入・利用条件で優れた点とは

プロミスが銀行ローンと比較して優れている点や利用して得られるメリットなどを簡単に紹介します。銀行や信用金庫などのカードローンの数はかなり増加しているので単純な比較はできませんが、都市銀行、地方銀行とネットバンクに分けて確認しましょう。

借入・利用条件ついてプロミスと銀行を比較すると、プロミスの貸付金利は4.5%~17.8%で利用限度額は最高500万円までとなっています。利用対象者は年齢20歳以上69歳以下で、安定した収入があれば主婦、学生、パートやアルバイトの方も含まれます。

これに対して銀行ローンの主な特徴は次のようになっています。金利については、都市銀行とネットバンクの下限金利がプロミスと同等程度で地方銀行ではやや高めのところが多いです。上限金利は全体的に銀行のほうがやや低いといえるでしょう。

銀行の利用限度額は全体的にはプロミスと同水準のところが多いですがばらつきが大きいですね。年齢制限については銀行の場合65歳くらいが平均的でプロミスのほうが高齢者対応できているといえそうです。

利用対象者に関してもばらつきが大きいですが、専業主婦や学生を対象者に加えていない銀行が少なからずみられます。

以上の点をまとめるとプロミスのほうが銀行ローンよりも優れている点として、下限金利で低くなるケースがある、利用限度額で多くなるケースがある、より高齢者に対応できる、学生がより利用しやすい、などが挙げられるでしょう。

表3:借入条件と利用条件

事業者 金利 利用限度額
プロミス 4.5%~17.8% 500万円
A都市銀行 4.0%~14.6% 800万円
B地方銀行 8.5%~14.5% 300万円
C地方銀行 5.8%~14.8% 500万円
Dネットバンク 4.9%~14.5% 500万円
Eネットバンク 3.8%~13.8% 800万円

銀行ローンより利便性で優れた点とは

カードローンを選定する上で利用条件と同様に重要なのが借入れや返済にかかわる利便性ではないでしょうか。いかに金利が有利であっても利用できるATMが少ない、借入れまでに時間がかかる、返済額が多いというようでは利用したくなくなるかもしれませんね。

プロミスの特徴としては、まず融資までの時間が短い点が挙げられるでしょう。プロミスの審査は最短30分ほどで完了できることもあるので申し込む時間帯によっては即日融資も可能で急ぎの融資にも適しています。

また、借入れや返済で利用できるATMの数は提携している金融機関やコンビニなどを含めるとかなりの数になるので国内で利用する場所には困ることは少ないでしょう。

他にもプロミスではインターネットや電話からの口座振込を依頼できるのでATMが近くにない方にも便利ですね。返済についてもネット経由で依頼ができ口座からの自動引落しも手数料なしで対応してもらえます。

一方、銀行ローンでは次のような特徴があります。審査時間や融資までの時間に関して、都市銀行ではプロミスと同等ですが、地方銀行やネットバンクでは少し時間がかかるところもありプロミスのほうが借入れを急ぐ場合には適しているでしょう。

利用できるATMの数ではプロミスよりも都市銀行のほうが多いかもしれませんが、その他の銀行と比べるとプロミスのほうが多いのではないでしょうか。ネット経由の借入れや返済に関しては都市銀行とプロミスは同等ですが、地方銀行はやや劣るかもしれません。

利便性でプロミスが優れている点をまとめると、都市銀行以外の金融機関と比べて審査時間が短く即日融資が可能である、利用できるATMが多い、電話による振込依頼、ネット経由の借入れ・返済に対応できる、などが挙げられるでしょう。

他にも自動契約機や店頭などでの多様な申込受付、短時間で来店不要のローン契約が可能な点も地方銀行などよりも優れているかもしれませんね。

また、利便性といえるかは微妙ですが、ローン審査の難易度は銀行よりもプロミスのほうが低いといわれており、銀行よりも審査に通りやすい借入れしやすいという点も大きな魅力になっているのではないでしょうか。

表4:審査時間と当日融資

ローン事業者 審査回答時間 当日融資
プロミス 最短30分 可能
A都市銀行 最短30分 可能
B地方銀行 最短翌営業日 不可(最短2営業日後)
C地方銀行 最短翌営業日 不可(翌日振込)
Dネットバンク 最短当日~2営業日 可能
Eネットバンク 最短当日回答 不可(4~5日)

プロミスが銀行カードローンより劣る点とは

ここではプロミスの商品・サービスとしての内容が銀行ローンと比べどのような点が劣るのか、利用してどのようなデメリットがあるのか、といった点を紹介していきましょう。

先ほどプロミスの優れた点を確認してきましたが、銀行ローンのほうが優れプロミスのほうが見劣りするような点もありましたね。それらをまとめると次のよう欠点が挙げられます。

まず、利用対象者には専業主婦が含まれておらず対応している銀行ローンなどに比べると見劣りするかもしれません。また、プロミスは消費者金融なので総量規制の適用を受ける点でデメリットになる可能性もありますね。

プロミスは銀行などと違って「年収の3分の1」の制限を受けるとともに総量規制の関係で収入証明書を求める可能性が大きく、利用者の負担になるケースが銀行などよりも多いでしょう。

また、最低返済額が銀行よりプロミスのほうがやや高く設定されているケースがみられます。100万円以下の借入残高に対するプロミスの返済額は2.6万円になりますが、銀行では1.5万円~2.0万円程度が多くプロミスのほうがやや高く設定されていますね。

返済額が大きいと借入残高を早く減らせるという利点はありますが、返済の負担が大きくなるので支払いはやや苦しくなるというデメリットもあります。

カードローンの利用を家族などに知られたくない利用者は銀行よりプロミスのほうが心配かもしれません。銀行などの場合自宅に電話をかけられたり郵便物を送られたりしても周囲の者はそれほど気にならないはずですが、プロミスの場合はそうはいかないでしょう。

プロミスからの連絡はプロミスの利用と単純に考えられてしまうのでカードローンの利用が家族などに発覚しやすいというデメリットがあるといえるでしょう。

銀行系ローンとしてのプロミスと一般の貸金業者との違い

大手消費者金融から銀行グループの消費者金融となったプロミスは他の一般的な貸金業者と何か違いがあるのでしょうか。ここでは銀行系カードローンとしてのプロミスと他の貸金業者との違いや以前と比べたプロミスの魅力などを紹介していきましょう。

消費者ローンとしての安心や信頼感が大幅にアップ!

プロミスのホームページ上のロゴの上には「三井住友銀行グループ」という所属先が明示されています。消費者はこれをみればプロミスが今までのような独立系の消費者金融ではなく銀行資本の入った、或いは銀行と何か関係のある貸金業者だと想像できるでしょう。

そして、プロミスが銀行であるか消費者金融であるかの判別はつかなくても国内最大手の銀行である三井住友銀行グループに属しているという点でプロミスに対する安心感や信頼感は格段に向上するのではないでしょうか。

消費者の中には消費者金融に対して金利が高い、督促がきつい、厳しい取り立てをする、といった以前の悪いイメージを持っている方が多くおられ、大手消費者金融であっても程度は低いにしても同様の印象を持っていることも少なくないようです。

そのためプロミスが銀行グループの消費者金融になったということだけでも申し込みを促進する要因になるわけです。

また、同グループの一員となったことで金融機関での接客対応や法令順守の姿勢がより徹底されるようになり顧客満足度も依然と比べかなりアップしたとみられていますね。

そうした顧客サービスの向上という効果も含めて銀行系以外の貸金業者よりも安心感・信頼感があるといえるのではないでしょうか。そして、そのことがプロミスへの申し込みに迷っている方の背中を押すことになるかもしれませんね。

銀行系ローンの借入条件、利便性などでのメリット

プロミスが三井住友銀行グループになったことで利用者は同銀行の施設も利用できるようになりましたが、銀行系以外では獲得しえないさまざまなメリットも享受できるようになっているのです。

例えば、消費者はお金の借入れや返済をプロミスのATMやコンビニATMで行っていましたが、現在ではそれらに加え三井住友銀行やその提携銀行などのATMも利用できるようになりより一層利用が便利になりましたね。

また、同銀行のATMなら利用手数料が0円なのでお得な上に銀行だから利用していてもカードローンの利用とは第三者に気づかれにくいです。そのためローンの利用を知人などに知られたくない方には嬉しい利便性の向上になったのではないでしょうか。

また、プロミスにとっても同銀行の施設を利用することで今までの店舗やATMを削減できるようになり財務体質を改善できますね。施設や人を事業規模に適した状態に改善しやすくなるので運営コストの低減が期待できるでしょう。

そして、運営コストが下がればその分を金利の低減などへ繋げられるかもしれませんね。貸金業界では低金利競争が激しくなっているのでこうしたコスト削減効果が金利の低減への原資になる可能性もあるでしょう。

審査はやや厳しくなったかもしれません

消費者金融と銀行などのローンの違いでは金利や融資額といった貸付条件のほかにローン審査の難しさが挙げられることが少なくありませんね。

一般的な消費者金融では銀行ローンよりも金利が高く融資額が少ないというケースが多いのですが、その分銀行の審査よりも甘く銀行で落ちた方も消費者金融では審査通過して借入れできているケースが多くみかけられます。

プロミスも銀行グループになる前は上記のような消費者金融の特徴も見られました。しかし、銀行グループの子会社になったことが原因かは特定できませんが、プロミスの審査はやや厳しくなっています。

プロミスの2013年度の新規成約率は40.7%でしたが、景気の回復が顕著になってきた2014年度では39.6%と1.1%低下しており審査がやや厳しくなっていることを示しています。

大手銀行グループとして求められる収益性や、銀行独自の与信管理の厳しさといったことが影響しているかどうかはわかりませんが、独立系の消費者金融時代よりも審査がやや厳しくなったという評判もネット上でみられますね。

そのため銀行系ローンとなる前のプロミスの審査を安易にイメージしていると期待外れになるかもかもしれないので、審査に対する準備を行い申し込むようにしたいですね。

【参考ページはこちら】
プロミスの評判はどんな感じ?

新着記事
TOPICS