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プロミスはリボ払い?返済の内容と長所・短所を詳しくご説明!

プロミスが大手消費者金融として長年実績を重ねてきた会社だと知っている方も多いでしょうが、それでも中小などの消費者ローンから借りたお金の返済については不安を感じている方もおられるのではないでしょうか。

プロミスはそんな思いのある消費者に配慮した返済システムを用意していますが、貸金業法改正前に問題視されていた消費者ローンでの多重債務や借金地獄などを気にしている方には詳しい説明をする必要があるかもしれませんね。

そこで今回はプロミスの返済について紹介します。プロミスの返済期日・回数、返済額や返済方式がどうなっていているのか、それはリボ払いなのか、その返済ではどんなメリットやデメリットがあるのか、といったプロミスの返済の実態を説明していきましょう。

プロミスの返済の実態

ここではプロミスから借りたお金を消費者がどのように返済できるのかを紹介します。プロミスの返済方式がどうなっていて、返済期日・回数や返済額がどうなっているのかを説明していきましょう。

プロミスの返済方式はリボ払い?

プロミスの返済方式は、借入残高に応じて返済額が変わるという「残高スライド元利定額返済方式」が採用されています。この返済方式は「残金スライド元利定額リボルビング方式」といわれるもので、名前の通りリボルビング払いの一種ですね。

プロミスのこの方式では、毎月の返済額は最終の借入後の借入残高によって決められますが、その借入残高が多い場合には返済額も多額になり、残高が少なくなれば返済額も少額になるという性質があります。

この性質にはメリットとデメリットの両方があるので、その特徴をよく理解して上手に利用していく必要がありますが、その点については後ほど詳しく説明しましょう。

なお、この返済方式による返済額はその決められた金額以上であれば利用者が自由に返済額を決められるようになっているので自分の毎月の懐事情に合わせることができるという利点がありますね。

返済に余裕がない月は最低返済額で、余裕のある月は多めの金額で返済するというメリハリの利いた返済が可能という長所があるわけです。

表1:プロミスの返済額の変動ルール

利用額の例 借入残高 返済額(借入残高×一定率)
当月に5万円の借入れした場合 5万円 2000円
←5万円×3.61%=1805
月末に1万円を返済し翌月に10万円を借入れした場合
前月残高5万円-1万円の返済+当月分借入れ分10万円
14万円 6000円
←14万円×3.61%=5054
さらに翌月に10万円を返済した場合
前月残高14万円-10万円の返済
4万円 6000円
(最終の借入後の借入残高によって決められるので)
さらに翌月に1万円の借入れを実施した場合
前月残高4万円+当月借入れ分1万円
5万円 2000円
←5万円×3.61%=1805
(最終の借入後の借入残高によって決められるので)

*上記の表の計算では利息部分の計算は含まれていないが、実際の返済額の計算では利息は含まれることになる

プロミスの返済額・回数の内容

プロミスの返済額では先ほど確認した残高スライド元利定額返済方式が利用されますが、返済額そのものの計算は借入後残高に一定率をかけて求めることになっています。また、返済回数は借入残高にあわせて設定されていますね。

具体的な返済額と返済回数の内容は表2のようになっています。

表2:返済額と返済回数

借入残高 返済額(1000円未満切り上げ) 返済回数
30万円以下 借入後残高×3.61% ~36回
30万円超過~100万円以下 借入後残高×2.53% ~60回
100万円超過 借入後残高×1.99% ~80回

例えば、借入残高が5万円の場合、返済額は5万円×3.61%=1805円となり、1000円切り上げにより2000円となります。また、借入残高が50万円の場合、返済額は50万円×2.53%=12650円となり、1000円切り上げにより13000円となるわけです。

なお、こうした利用者の借入残高や返済額はプロミスのインターネット会員サービスで確認できるので自分で返済額を計算しなくても把握できるようになっているので安心してください。

もちろん返済額は多めに支払ってもよいので、ボーナスなどでの一括返済を考えてみるとよいかもしれませんね。

プロミスの返済期日の内容

プロミスの返済期日は、5日、15日、25日、末日の中から利用者が自由に選ぶことができますが、三井住友銀行やジャパンネット銀行以外の金融機関から口座振替で返済される場合返済期日は5日となっているので注意しましょう。

このようにプロミスの返済期日は複数用意されており自分の給料日などに最も近い日を選びやすくなっているので計画的な支払いができて安心ですね。

また、返済期日がプロミスの休業日である土曜、日曜、祝日や年末年始にあたる日は、翌営業日が返済期日になることも忘れないようにしましょう。

初回の返済期日は、初回の借入日と利用者が選んだ返済期日に応じて変わるようになっています。例えば、毎月5日を返済期日にしている場合、借入れした日が1日~19日である時の初回返済期日は借入日の翌月の返済期日となります。

また、借入れした日が20日~末日である時の初回返済期日は借入日の翌々月の返済期日となるのです。このように借入れした日によって返済期日が1カ月後になることもあるので注意しておきたいですね。

残高スライド元利定額返済方式(リボ払い)の概要

ここではプロミスの残高スライド元利定額返済方式の内容を簡単に紹介しておきましょう。

この返済方式はリボルビング払いの一つで、多くの消費者金融などで採用されているものです。リボ払いにはいくつかの方式がありますが、この方式は返済額に元金と利息の両方を含めるタイプで返済額を○○円というように金額で指定します。

残高スライドの意味は支払いの対象となる期日の借入残高に対応して返済額が変化していく、つまりスライドさせていくことであり、その結果借入残高多くなれば支払額は増え、残高が少なくなれば支払額も減るという変動が起こるわけです。

なお、返済額の内訳は元金と利息の両方になりますが、まず利息分が充当され残りが元金に充てられるといった内容になります。特に返済開始からの前半の支払いでは返済額に占める利息の割合が多くなるのが特徴といえるでしょう。

したがって、毎月の返済額を最低額にしておくと返済開始直後などでは返済額のうち大半が利息分ということになり、元金への返済分がほんのわずかということになり返済が長引く恐れがでてくるので注意が必要ですね。

残高スライド元利定額返済方式(リボ払い)のメリット

ここではプロミスの残高スライド元利定額返済方式のメリットを簡単に紹介します。利用者がこの返済方式を利用することによってどのような利点が得られるのかを確認していきましょう。

毎月の返済額を少なくでき負担を小さくできる

今までに確認したとおりプロミスの返済方式では結果として借入残高に対して一定額以上支払えばよいことになっています。そして、その比率は前に示した通り30万円以下なら3.61%というような適度な割合になっています。

つまり、毎月の利用者の資金需要の状況、家計でのお金の入用や自分の小遣いの状況などにあわせて返済額を決めやすいという自由度がこの返済方式にはありますね。

カードローン会社によってはやや高めに設定された固定額での返済方式をとっているところもありますが、そうしたケースで返済するお金を確保できなければ他のローン会社からその分を借りなければならないということになるかもしれません。

そして、借入れと利息がどんどん増えるという悪循環に陥る可能性も出てきますね。しかし、プロミスのように残高にあわせた最低額が設定されていれば返済も少しは楽になるのではないでしょうか。

もちろん増額した返済もできるのでボーナスなどでまとまったお金が入る時に一括で返済すれば、返済期間を短くして利息を大きき減らすこともできますね。
(⇒プロミスで増額する時の3つのポイント

定額払いよりも早く返済できることがある

ローン会社によっては毎月の返済額を一定にしている場合がありますが、その返済額が少ない場合返済期間が長引き利息が多くかかるといったケースも起こってきます。

例えば、借入残高が150万円までは毎月の返済額は1.5万円といった場合ですね。もちろん随時返済が可能なケースも多いですが、利用者の意識が低いと決められた1.5万円で返済していくことが多く、結果完済に時間がかかり利息を多く支払うことになるのです。

しかし、プロミスのこの返済方式は借入残高によって返済額がスライドするので毎月の返済額は一定ではありません。プロミスの場合借入残高が150万円なら毎月の返済額は150万円×1.99%≒3万円となります。

つまり、この3万円が最低金額になるので低く設定しているローンよりも返済の負担は少し多くなりますが、その分返済期間を短くでき利息の負担を軽減することができます。また、返済額も150万円という残高に対して3万円なので決して多いともいえないでしょう。

そして、さらに返済額を上積みして支払えば元金の残高はより減少し完済の時期がもっと近づくことになりますね。

残高スライド元利定額返済方式(リボ払い)のデメリット

ここではプロミスの返済方式のデメリットについて簡単に紹介します。この返済方式の短所は何なのか、成り行きに任せた返済でどうして不利益を被る可能性があるのかなどを紹介していきましょう。

元金の返済が進みにくいケースも生じます

プロミスの返済額は元金と利息の両方の支払い分を含んでいますが、先に確認したとおり利息の部分の割合が多く先行して支払われるようになっています。

そのため借入残高と毎月の返済額のバランスが悪いと元金の返済が進まず、借入残高がなかなか減らないという状態なってしまうこともあるのです。その場合は当然長期に渡って利息を払い続けることになるのでトータルの利息の負担も相当な額になるでしょう。

表3:返済額の例(100万円、60回払い、金利17.8%) 円

返済回数 返済額(円) 元金部分(円) 利息部分(円)
初回~12回 25284 10451~12289 12995~14833
13回~24回 25284 12471~14664 10620~12813
25回~36回 25284 14881~17498 7786~10403
37回~48回 25284 17757~20879 4405~7527
39回~60回 25284
(最終回25306)
21189~24937 369~4095
累計 1000000 517062

例えば、金利17.8%で100万円を借入れ60回払いで返済する場合、その返済額の内訳は表3のようになります。初回の返済額をみると、元金部分が10451円、利息部分が14833円となっており、利息部分が多いことがわかります。

この元金よりも利息部分の支払いが多くなるという傾向は13回目まで続き14回目以降から元金のほうが逆転して多くなります。つまり、13回目までは特に元金の減りが少ないので借入残高もなかなか減りにくいという現象が起こり利息の負担も多くなるわけです。

さらに返済期間や返済回数を多くすると上記のような元金よりも利息部分の支払いが多くなるという傾向がより強くなるので注意が必要ですね。

リボ払いは借入れが増えやすくなるので注意が必要!

残高スライド元利定額返済方式もリボ払いの一種なのでその根本的な欠点をもっており、利用者によってはその影響を大きく受けることもあるので注意が必要です。

その欠点とは毎月一定のルールにしたがって最低返済額以上の支払いをする必要があるため、利用者はそれさえ済ませておけば返済が自ずと進むと思い込み借入れをどんどん増大させていくことがあるのです。

毎月支払っているからという安心感かどうかわかりませんが、支払っているので借り続けても大丈夫という思いが出ても不思議ではないですね。しかし、今まで見てきたとおり最低返済額だけでは元金の返済部分が少なく返済に時間がかかることもあります。

その場合当然借入残高の削減は大きく進みにくいので、その間に度々借入れを追加で行ってしまうと残高は減るどころか増える一方でいつ完済できるかわからないという状態になりかねないのです。この点がリボ払いの恐ろしいところといえるでしょう。

返済しているのに借入残高は減らないで増えてしまうという状態を放置してしまうといわゆる借金地獄に落ちていくことになるかもしれないので、返済額の設定と追加の借入れは慎重に行う必要がありますね。

プロミスの返済での長所と短所を踏まえた賢い利用方法とは

今までプロミスの返済に関する内容、メリットやデメリットなどをみてきましたが、ここではそれらを踏まえた賢い返済の仕方を紹介することにしましょう。

最低返済額を成り行きで利用し過ぎない!

プロミスが採用している残高スライド元利定額返済方式は借入残高に対応して返済額を増減させ、最低返済額以上支払えばいくらでもよいという柔軟性の高い返済法でとても便利ですが、前にみたとおり最低額を続けると支払いがなかなか終わらないという欠点があります。

プロミスなどのローン会社からの返済額はそうした最低返済額で請求されてくるので利用者としては、とりあえずその金額だけを返済して済ませることが少なくないのではないでしょうか。その結果、借入残高が減りにくく返済が長引くことになってしまいますね。

こうした状況に陥らないようにするためには最低返済額の利用についてしっかり検討する必要があります。毎月の返済額は当然最低返済額以上にすればよいわけですが、多ければ多いほど完済は早まり利息の負担も小さくなります。

そこで重要となるのが毎月の返済額の計算ですが、プロミスの返済シミュレーションを利用すればそれほど時間をかけずに自分の状況にあった最適な返済額を求めることができるのでトライしてみてはどうでしょうか。

例えば、表3で示した例の返済額を検討する場合、返済期間だけを変えて計算すれば自分が納得できる返済額を見つけ出せるかもしれません。同じ条件で返済回数を36回払いにすると、その内容もかなりの違いが生じてくるのです。

36回払いの場合、毎月の返済額は36052円と前より1万円以上多いですが、初回の返済から元金部分が21219円、利息部分が14833円と元金部分の返済が多くなり、トータルの利息も219209円少なく済みますね。

また、シミュレーションでは返済額を入力して返済期間と利息合計を確認することもできるので、返済額、返済期間と利息の合計の組み合わせの中から実現可能で自分が最も納得できる内容を簡単に設定できるでしょう。

例えば、先ほどの36052円よりもう少しだけ負担を小さくして33000円にしたいのであれば、その返済額で入力すれば直ぐに返済期間41カ月、利息合計337838円と表示されます。

このように毎月の返済額はシミュレーションしてみて返済可能かどうか、利息の負担に納得できるか、いつまでに完済したいか、という点を確認し調整して設定してはどうでしょうか。

表4:返済額の例(100万円、36回払い、金利17.8%) 

返済回数 返済額(円) 元金部分(円) 利息部分(円)
初回~12回 36052 21219~24950 11102~14833
13回~24回 36052 25320~29772 6280~10732
25回~36回 36052
(最終36033)
30214~35507 526~5838
累計 1000000 297853

「最低返済額+α」を上手に活用したいですね

何度か話に出ていますが、プロミスの返済では最低返済額以上であればいくら支払ってもOKなのです。したがって、毎月の最低返済額+5千円、+5万円、+20万円といったようにその月の都合にあわせたメリハリの利いた支払いができますね。

そのため先ほど確認したような返済額を設定しないでも「毎月の最低返済額+余裕のある金額」という柔軟な設定の仕方でも返済期間を短くして利息を減らしていくこともできるでしょう。

特にボーナス時に多額の返済をすると元金部分を大きく減らせるので借入残高の大きな削減効果が期待できますね。ただし、成り行きの返済になりやすくなるため返済管理をしっかりしないと効果も得られにくくなるので注意しましょう。

2~3カ月に1回はその時の借入残高の減少状況、今後数カ月で余分に返済できる金額の見込みを考え返済期間や利息額などのチェックを定期的にすることを忘れないようにしてほしいですね。

返済額は最終の借入後の借入残高によって決められます

最初に確認しましたが、プロミスの毎月の返済額は「最終の借入後の借入残高によって決められる」ので注意しましょう。

よくある勘違いですが、返済額が毎月の締日などの借入残高に応じて決められると思われることが多いです。例えば、当月の借入残高が50万円なので、次回の返済額が50万円×一定率と考えられることが多いのです。

もちろんそのようになるケースもあるのですが、プロミスの毎月の返済額はあくまで「最終の借入後の借入残高によって決められる」というルールになっています。

例えば、当月に借入れして当月の借入残高が50万円である場合、返済額は50万円×2.53%≒1.3万円になります。そして、次月に30万円返済して次月の借入残高が20万円になった場合でも20万円×3.61%≒0.8万円ではなく1.3万円になります。

何故、8000円ではなく13000円になるかというと、次月には返済だけで借入れがないため返済額は借入れがあった前月の借入残高によって決められるからです。このようにプロミスの返済額の決め方は少し他社と異なるので注意しておきましょう。

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